遙かなる大

思うがままに投稿しています。

物を捨てられないばーちゃんの代償

今回は、ややこしいことを依頼されました。

私の義母が物を捨てられず、物置きが大変なことになってしまっています。

ブログを読んで頂いている方に興味があるか分かりませんが、

6坪のプレハブ、分かりやすく言うと、12.81畳(江戸間)がありその中に不用品、

家電、果ては産業廃棄物まであります。それらを廃棄しプレハブを解体工事するのに

どれだけの、時間と費用がかかるのかのか検証します。

さて、物を捨てられない人は個人差がありますが、物に対する思い入れが強い人は、物に対して強い思い入れを持っているため、捨てることができません。例えば、大切な思い出の品、親しい人からもらった贈り物、自分で購入した大切なものなどがあります。未来で役に立つかもしれないと思う人は、捨てた後に再利用することができるかもしれないという期待を持っています。また、未来にその物が必要になった時に、手に入れることができなくなると考えている場合もあります。費用や労力がかかると考える人は、捨てることによって費用や労力がかかると考えているため、捨てることができません。例えば、不用品を処分するために費用がかかる、捨てるためには大量の時間が必要であると思うのです。物の量が膨大である人は、物がたくさんあるため、どこから手を付けていいかわからなくなってしまっています。また、捨てたいものを見つけることができない場合もあります。このような理由から、物を捨てられない人がいると思われます。

それでは、専門業者さんに解体工事と不用品処分を見積もって貰います。

 1 解体工事 積込、運搬処分費含む 19.90 ㎡        単価12,000 金額 238,800円

 2 不用品処分費 分別、運搬処分費含む 1 式              金額 250,000 円

 3 ガス溶断 1 式                           金額 12,000円 

 4 立水栓撤去及び給水管切断 1 式                   金額 10,000円

 5 母屋及び隣家養生 単管足場、シート 40.00 ㎡     単価1,100    金額 44,000円

 6 砕石敷均し・転圧 運搬費含む 20.00 ㎡                単価2,000    金額 40,000円 

                              小計 594,800円 

                           端数値引き -3,891円

                           改め 計 590,909円

                          消費税 10% 59,091円 

                          合計 650,000円 消費税含

 

上記の見積もりが届きました。解体工事の単価があるにも関わらず、不用品処分費用には単価がなく1式になっています。要は、処分、分別にどれだけの費用と時間がかかるかわからないのでしょか?。不用品の種類、量など見た目だけではわからない事があるのでしょうか?。

そこで、私は、初日のみ工事の様子を見せてもらうことにしました。

工事初日は、職人さんは3名で道路に近い側のプレハブの壁を解体し、資源ごみ、

廃プラ、不燃ごみ、金属ごみ、燃えるごみなど全てビニール袋に入れ、壊れた壁から

トラックに積み込みます。分別しなければ処分場で引き取ってもらえないそうです。

ここで、問題発生「梅酒の瓶が21個と味噌の瓶が1個それと、ブラウン管のテレビが2個があります」と業者さんが困った顔して言いました。「テレビは家電リサイクル法により別途料金が発生します。それと、梅酒と味噌は食品ですが、処分することはできません」とのことでした。とは言え、私にも処分することはできないので、業者さんに

なんとか処分をお願いしました。

工事期間は、約4日で廃棄物の量は、4t車4台分と3t車3台分と軽トラック2台分になりました。「ひえ~6坪のプレハブと不用品を廃棄したら約25t分のトラックになった・・・・」

ここで、誤解のないように申し上げますが、重さではなく、トラック約25t分の廃棄物の量が出たということです。身近で言うと軽トラックで71.4車分です。

そして、総支払い費用は653,000円(消費税、値引きを含む)になりました。

単純計算すると、ガス溶断、給水管切断、養生、砕石を除いた解体、廃棄費用は547,000円軽トラック1台あたりの廃棄費用はおおよそ7,661円になります。

ばーちゃんの思い出ともったいない精神の代償です。

私も含め、ブログを読んで頂いている方々、今回のような事態になる前に、1、2年使ってない物があれば、捨てましょう少量であれば、家庭ごみで捨てられますし、

価値があるものは、メルカリや買取サービスで売って見ましょう。部屋のスペースが広くなり、快適になります。

また、女房にもにたようなところがあり私が「これ捨てるよ」と言うと「ダメ後で使うの」といつも口論になります。実際1部屋、物置状態です。「本末転倒にならなければいいのにな」と思う次第です。